音場について

2017.1.9
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ちなみに好きはホールは、大きなところでは周辺環境含めてサントリー。 芸術劇場のパイプオルガンも心地よい。 小さいホールだと演奏会が良かったという記憶がひっぱって東京文化会館とカザルスホール(後者はつぶれた?)。 最近音楽聞かないなぁ。 赤穂市にはハーモニーホールというそこそこ市の財政に応じた多目的ホールがります。 ル・ポン国際音楽祭とかまあまあ悪くはなかった。
先日2014版ハーモニーホールの演奏が大進君のコメント含めてNHKで放映されてましたね。

身内主催のコンサートで、一般観客入場前に入れてもらった場合、客席の真ん中で、拍手一回。 それに対して、どのくらい遅れて、どんな反響音が帰ってくるのか、場合によって、どっちから聞こえるのか、聴くのが、結構面白い体験です。本当は壇上演奏者の席で拍手してもらい観客席で聴くのが正しいのでしょうけど。そんな無人の状態でホールにはいれるチャンスはほとんど無く、他のお客さんの目があり、めったにできません。

サラウンドアンプのカタログに書いてありますが、実際の有名サラウンドプログラムは、実ホールにマイクと、音源を持ち込んで、どの方向から、どのくらい時間遅れて、どの音量で、どの程度のf特のある反響や残響が聞こえるという実測データをもとに、各ホールのそれらしい色づけしているようです。

上司NK氏とその方の大学恩師の方と何かの折(完全プライベート時間だったのは確か)に話をする機会があって、解説してもらった音場表現方法が、某メーカカタログの表記方法とにているので、話題に挙げたら、確かに関係していたそうな。 以外と世間は狭いかも?(ΣΔADCの資料あさってたら、この方の名前が出てきたような..)。

 有名ホールの名前を冠したCDシリーズ”世界の5大ホールの響き”(コンセルトヘボーとか有名ホールシリーズ)があって、同僚S氏と、分けて購入し比較して聞いてみたけど、正直、実際のホール体験でも、このCDでも、これがこのホールの特徴だと自分の言葉で表現できる技量には至らず。同じ演奏家が同じ曲名で比較すれば、もう少しわかるのかもしれないが、一般向け商品としては価値低いでしょうし(普通の人が買ってくれるとは思えない)。結局録音機器(マイクも)違う録音から、こまかいニアンス聞き分ける技量は得られませんでした。解説を読むと、この有名ホールの特徴は、xxだと、形状だけから考えると想像できないような実測値が得られたとか、ある有名ホールである方向から反巨音が返ってこないなどの話題(単に録音の失敗ではないか?というのは素人の邪推でしょう)等、雑学ネタとしては、結構おもしろいと思います。オーディオフェア―でメーカのサラウンドアンプの視聴会で、技術系の解説をまれに聞かせてもらえてラッキーな気がします。 

 サラウンドアンプのプログラム確かに興味深い。でも、CDに入った音源には、スタジオ録音でないかぎり、ホールの反響音が含まれています。これを、サラウンドアンプで、さらに補強するというのも、録音エンジニアの感性に対して、失礼な気がしないでもない。ただし、音源によっては、確かに気持ちよく聴ける場合も多いので、曲やアルバムによって、個人の趣味に合わせて再生プログラム選ぶのはいい趣味だと思います。 死蔵CDに無響室のオーケストラというのがあります。(デッドというのかな)残響音が記録されていないので、サラウンドアンプのプログラムのパラメータを変えて遊ぶにはちょうどいい(ただ、一回遊べば満足するので、ほとんど使ってはいません)。めちゃくちゃ高かったのは記憶にあるけど。はてどこにあるやら。

ところで、パリ管の東京芸術劇場演奏だったかな?パイプオルガンを前列端で聞いて、低音は指向性感じにくいと思っていたのに、どのパイプがなるのか、かなり方向わかるのに、びっくりしました。よく考えると倍音が一緒に共鳴してるから、中高音の鳴る方向としてわかるんでしょう。中休みの後、目をつけてた2F席前列真ん中近くの空席に移動。いいポールはいい響きしていた記憶の方が鮮明かな(これはS君と一緒だった時)。

フルオーケストラは自宅スピーカではどう考えてもスケール感は再現不能。あきらめてソロ演奏のCDを中心に購入。ワンポイント録音の上出来のものは、目をつぶると、結構リアルに、音場が目の前にひろがりました。 フルオーケストラの1ポイントマイク録音は良く解らんが、ソロや少人数アンサンブルの場合、気に入る音場表現録音が手に入るかもしれませんよ。

変な録音といえば、トランペッタO氏が、バイノーラルマイク(頭の模型か、自分の頭にヘッドファオンタイプの耳の位置にマイクがついているもの)をくれたので、やはりこの方たち主催のコンサートで一度ポータブルDATに録音させてもらいました。 O氏とその知人のやはり当日演奏者の方を自宅に招いて聞きましたが、観客席で聞こえる置いた場所隣接の人起因のノイズがやけにリアルで気持ち悪い記憶があります(グリーグかシベリウスかどっちだったかな?)。
これでサラウンド感が得られるかと、自宅で、LD→ドルビーサラウンドアンプによるサラウンド再生(アナログドルビーの3ch時代)を、このマイクで録音したことがあります。 まあ、まったくわからないという残念な記憶だけ残っています。 心理効果利用のアナログ3chだったからうまくいかなかったんで、デジタルサラウンドの5chとかなら、案外話が違うかもしれない。よっぽど暇を持て余したらリトライするかも(期待薄:マイクがあるのは確認済み:とはいえ、ポータブルDAT捨てちゃったし何で録音するんだろうねぇ)。 まあ、実物大のダミーヘッド抱えて生録変だし、ヘッドフォン型マイクというのも装着感うっとおしいしねぇ。

いろんなオーディオチェックCDとか、バイノーラル録音とか、趣味で買い集めましたが、死蔵と化しています。 低音増強用プログラムを作っていたとき、私物CDでこれは!と思うもの持ち込んで聴いてみると、自分の仕事にダメ出しするはめに。 人間の耳をそれとなくごまかすのは、案外難しいという感想をもちました(超低音は周期が長いので、レベル検出器の動作を遅くしないと、再生中にゲインが変わって、つなぎ目でゲインが変わったのが聞こえてしまう不具合。今考えると、0クロス検出してゲインかえればいいんだろうけど、そんな仕組みあったっけかな? プログラムのなかで使えるリソースでゲイン変化をごまかすのに苦労しました。 次の仕事の上長がフォローに来た記憶があるので音場系の仕事の最後がこれだったかな? ちなみに効果をかなり大きいものと、自分に聞き心地良い2タイプで、セット開発担当にプレゼン。得意の言うには、モニタ用ヘッドフォーン(私物のゼンハイザー)は想定範囲外。 一般ユーザの使う普及レベルのヘッドフォーンでここちよい効目が必要なので、行き過ぎ例として提示した方が、採用となったとか。ちゃんちゃん。 それならここまで苦労する必要なかったかも(一般ヘッドフォーンではほとんどわからないし、パイプオルガンの低音が静かに流れる部分を一般ユーザがどれほど聞くんだ?という話だった)。


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