浮動小数点演算の雑談

2017.09.14追記(since2017.1.1)
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余談です。

乗算ができないという話題で思い出すのが、インテルのコプロセッサ(浮動小数点演算専用IC)。

DOS版1-2-3を使ってましたが、印刷が微妙にうまくいかない(プレビューと違ってなんで改ページ勝手にするんや!!)とか不満があり、Mac版エクセルにあこがれており、windows3.1+エクセル日本語初版がでるのを心待してました。
使っていた(i386CPU)PCに、メモリ2M(合計4Mに)と、コプロi387の追加購入しましたが、2点合計が30万円。今のPC関係相場と比べてびっくりしませんか?PC本体と合わせると、軽四1台買える投資(大台超えます)なのに、動作重くてDOS版1-2-3に戻しました。厳密にいうとI386専用バージョンはI286版と違うらしいので、cpuの優秀な分余計な処理しようとして、重くなっているだけかもしれません。

そういえば、後日、初代ペンティアム+高速ビデオカードの自作デスクトップで、快適にwindows3.1動くようになっていたのですが、CPU内部の浮動小数点演算回路にバグがあって、インテルのCPU無料交換事故というのがありました。 SPICEというエンジニアリング用演算ソフト(大雑把に言うと微分方程式を数値的に解いてくれます)で、交換前後同一問題の結果目視比較したけど、差はわからんかった(わかるくらいなら世に出ない)。

(2017.09.14インテルさんは全数交換なんて金銭的に余裕あるんだねぇ。PC一台つくるのにCPU以外にもいっぱいインテルのIC組み合わせる(チップセットと称す。昔は北・南と呼ばれる2ICとか)のが普通だから、独占企業でぼってるから余裕ってか? 
計算間違いで思い出すのは有名電卓。アメリカの金融関係の資格取る試験に、専用ブログラム内蔵かな?の特定(3つくらいの機種だったっけ?)の電卓を持ち込むのが許されていたとか。で、いわえる金融電卓として名高い電卓があって、これが計算を間違うらしい。弱小電卓なら禁止の一言で済むんだろうが、シェアがとんでもなく多いし、学習書もこの電卓使って教えてたりするんだろうから、禁止にはできず、逆に、その特定電卓で正しい操作手順の場合の答えも、正解とするという斜め上対応がなされていたとか(ソース不明。ニフティのHP会議室だったかな?)。 シェアをもっとるというのは凄いことなんやねぇ~。私の担当する世界でもインテルさんが優秀なのはよくわかる。PCとしては最上位機はそれでよいとして、普及機はxxメーカのIC群(CPUとチップセットさらに別会社という組み合わせ有)を使いたい。したがって、PCメーカに収めるユニットは、どこのIC群でも共通に動くように(購入部品は一つに統一)という強い要求がPCメーカから下される。インテルさんって仕様書読めば直感的に想定内の動作をするのだけど、それ以外のメーカさんて、自分たちの閉じた世界で決めた運用方法を他所に要求するのでたちが悪い(この運用解釈で動くのは我々のものだけなので、すべて我々のものにしてね!!という傲慢さを感じることもしばしば)。どろどろした世界には戻りたくありません。 うん?その傲慢なメーカ消え去った??イヤーめでたい。

まあ、浮動小数点は別格としても、演算回路というのは、作るのじつに大変な話なんです


余談ついで自作pcに関して。
折角いれたエクセルも重くていやで、ついでにいうと、後のMSワード日本語初版もうっとおしくて、どちらも、日本語初版は、すぐごみ箱に。代わりにDOS版1-2-3に4WORDというアドオンをいれて、長らく使っていました。ワープロはそのまえ一太郎でしたが、JUST版ウインドウシステムバージョンから捨ててATOKのみ長らく使っています。

ちなみに。
この当時、windows導入も、日本語MS-DOS導入もFDが基本です。エクセルとかMS-Cとか、FD 10数枚組というのもあったような。CD-ROMがOSから標準デバイスとして認知されていないので、ドライブ機種毎の専用デバイスドライバインストールから始める必要がります。 そもそも接続先も有名どころは高値だし、安いものは他社他機種互換性ないし、よって一般に普及していなかった。今はUSBでもシリアルATAでも、IEEE1394でも(←最近見ないなぁ?)つなげばデバドラ自動導入(標準ドライバかな)して動くので隔世の感があります。まあインタネット接続が常識になったから、なければメーカサイトに探しに行くこともできるしねぇ。 そうなる前には規格と、業界標準、メーカ標準のすり合わせでいろいろ問題が... 規格の一般解釈間違えているの相手なのに、なぜこちらが向こうに合わせなきゃいかん!!と愚痴ったら、IC採用メーカエンジニア君にしっかり聞かれていた..もうその変なメーカ自然淘汰されたんだったっけかな?(業界離れて久しいから良くわからんけど)。まあ、恵まれた環境になってきました。インテル入ってるが個人的には超お勧めです。
上記の自作ペンティアムPCには、CD-ROM用に高いSCSIインタフェースボードをわざわざ導入しています。オーディオボードとSCSIカード割り込みバッティングかな?相性悪くてこずった思い出少し。 当時はSCSI高いので、ドライブ毎に特殊なインタフェース多かったかなぁ?(当然ドライブ専用デバドラを、config.sysに自分でエディタで編集して導入させます。失敗すると起動すらできなくなります)。 まあ旧PCでパラレルポートにつないでいたイメージスキャナもSCSIの方が無難だという話もあったしいいけどね。 ちなみにパラレルポート(プリンタポート)経由のドライブもあります。プリンタポートというと出力一辺倒だと勘違いしますが、ステータスも読まなくてはいけないし、双方向通信が基本で、PCによっては、FDもパラレルポートにつなぐものもあります(TP235もそうだったかな)
SCSI高いし面倒なので、安いCDROMの標準化という時流に乗っかったのがATAPI/IDEというインタフェースになります。

ビデオカードviper-pciとlinux(Slackwareだったかな?)で、ターミナルはいいんだけど、Xwindows動かなくて難儀しました。ひとつ前のViper-vlbだと成功例いっぱい聞いたんだけど。  マルチブート大変なので、結局BOWという環境でシェルで遊びましたがを、結局DOS上のVzエディタ常駐環境+ユニックスライク正規表現対応コマンド群ASCII社ツールズが一番使いやすかったかも。 量産ログからデータ抽出して、初期設定の変更を行って、量産試験時短に活用するとか、21世紀になっても利用していました。

BOW:BSD on Windows


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