赤穂市観光坂越篇

2017.04.23
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赤穂線播州赤穂駅から東に一駅いった坂越駅を起点に、坂越地区のサイクリングです。廻船業をいとなむ旧家中心の街道や、歴史ある神社をお楽しみください。 妙顕寺:観音堂までは、ロードバイクで登れますが、この先茶臼山まで登る方は、MTBをご利用ください。

ほぼ、日本縦断こころ旅206日編に準拠する道のりです。火野正平氏が途中でちゃりお君をほっといて登った妙見寺(観音堂)の、さらに先の茶臼山城跡まで登ります。頂上150mくらい(ルートラボ調べ)。 妙見寺までは落ち葉や枯れ枝気にしなければロードでも登れますが、その上は、舗装が途切れている部分がありますし、堆積物で滑る可能性あるので、MTB必須だと思います。 実は自転車押しながら宝珠山方向経由したのですが、yahooルートラボで山道表示できなかったのでルートは、省略します(GPS持って行って、取り込めるか、将来考えるかもしれません:相生方面に伸びている道に関しては坂越遊歩道が報告されています)。

お詫び:オフロード走行でカメラ(iphoneSE)落とすと困るので、iphone4s用に買った防水のケース(首にぶら下げるタイプ))に入れて持っていたんですが、カメラの位置がケースの着色部と微妙にかぶるので、以下の写真端の方が乱れています。

坂越駅

JR赤穂線の坂越駅(下り方向:播州赤穂駅、上り方向:西相生駅)。 隣の西相生を含めてプラットホーム1本ですれ違い路線が無い純粋な単線路線です。 何か事故があると、上下線とも止まってしまい迷惑することが時々あって、ちょっと不便な路線です。 さらに東の相生駅では、山陽本線や山陽新幹線との待ち合わせがあり、赤穂駅も 岡山方面との待ち合わせが、場合により、1時間に1本しか無い路線(時間帯による)だったりするので、乗り換え時間確保のため、その車両だけの都合でダイヤを組めない輪をかけて不便な路線です。

さて、駅から直進。土手を上って、信号を渡り、坂越橋を渡って、地下道(階段でなくスロープ)を通って、海の方向を目指します(地下道のあたり、ちょっとややこしいですが、坂越街並み方面等の標識がある)。 なお地下道は見通し悪いので、速度あげてはいけません。

ちなみに、駅から土手を登った交差点の位置から見て、、坂越橋を含め、右手(千種川河口方向)の右岸土手の上の道が国道250号線です。いま上流に坂越大橋というのがかかり、その橋を渡って、千種川右岸を通って、本信号に至る道バイパス路が、新国道250号本線になる雰囲気です(違ったら御免)。

木戸門跡広場

子供の頃空き地だった記憶しかないのですが(いや駐在所だったかな?)、小さな峠手前に木戸跡があります。 トイレもあって休憩できます。ちょっと奥(山沿いの細い道を南方向)に浅い洞窟があって、奥に神棚?があった記憶がありますが、立ち入り禁止の張り紙があって、中はのぞけず。

写真左手方向の小さな峠を越えます。 坂の途中右手に、暖木というカフェがあります。個人的に入ったことはありませんが、近所の情報通のおばちゃん曰くお勧めの店らしい。場所的に、昔(50年前?)子供向けのお菓子やおもちゃを売ってた店かな?

坂越まち並み(坂を下って海までちょっと古い町並みが続きます)

こころ旅の中で火野さんが、この街並みなんだったんだろうね?とつぶやいていたのがこのあたり。 時代劇の人だとしても、武家・忠臣蔵のイメージと違うので口に出た疑問だったのでしょう。 名家、廻船業の奥藤家の本拠地というのが簡単な説明かな?親の世代だと名家と広く認識されているようです。

坂越まち並み館(下左図)というのは、大正時代の旧奥藤銀行跡で、下右図が、奥藤酒造。奥に郷土館もありますが、兵庫県で二番目に古い酒造なんだとか(なんでも創業は関ヶ原の戦いの頃らしい)。 何かの折に市内の食堂で、辛口の冷たいの飲みたいと言ったら、ここの”忠臣蔵”を出してくれた思い出があります。川崎の地中海料理の店(Uターン後数年ぶりでいったらつぶれてました)で辛口白ワインのシャブリ(もどき?1本3k円程度かな?)をよく頼んでましたが、比べると辛口といってもすっきりではなく、旨いという方向だという気はしました。

旧坂越浦会所とうろん台

まち並みを突き当りT字信号の所まで降りると、左角が旧坂越浦会所。 車の駐車場は信号を渡った先斜め右の敷地で階段からはいれますが、車の入口は、ロータリーを周って、海側の道から入ります。

赤穂藩のお役所出張所兼赤穂藩茶屋という扱いらしく、2Fには、お殿様の間というのがあって、見せてもらえます(イベント開催時で他のお客さん多くて寝そべることできなかったのがちと残念)。
民芸人形かなにかの展示会を見に行った記憶がありますが、雲火焼の水琴窟とかおいてました。 

ここにとうろん台というオブジェ(右図の左端)があるんですが、子供の頃まったく記憶がありません。 簡単に言うと灯台の代わり(灯篭台)で、明治の頃には残っていたらしい。 そもそも、この信号の先は、いま駐車場やトイレ等の敷地や、広い道があってその先に堤防ですが、子供の頃、手前の道路の先がすぐ海岸だった気がします(お殿様の間から、今は海まで遠いですが、当時はすぐ下に海が見えたという話になります)。

単なる与太話ですが、秀吉の中国大返しで、実は陸路ではなく海路をつかって、坂越港で(または相生港に)上陸した説をどこぞで聞いた気がします。 まあ港として昔から栄えていたという逸話なんでしょう。

大避神社

秦河勝らをご神体とする神社です。 記憶がはっきりしませんが、雑誌ムーの何かの記事のなかで、紹介されてて驚いた記憶があります(そんな由緒あるものだと思ってもいなかった)。 ”おおさけ”という言葉にも意味があるとかないとか。ロマンやなぁ
裏の山山頂に、無線(TV?)アンテナ立っているのが見えると思いますが、そこ(茶臼山城跡地)を目指して登ることになります。

ちなみに、写真撮った場所の裏側に当たる海を挟んだ生島は、この神社の神域として保護(立ち入り禁止)されていたので、生島樹林として国の天然記念物指定されているそうです。 坂越船祭(瀬戸内海三大船祭りというのがあるらしい)も坂越港と生島の間で行われます。上の右側写真のひょっこりひょうたん島のような感じの島です(以降展望写真でたびたび出てきます)。

親の世代は、坂越港から生島まで伴走船伴って遠泳という学校行事もあったそうな。
水泳つながりの思い出で、坂越小学校の体育の時間に、千種川の坂越橋近傍で泳いだ記憶。プールが無くてそれが普通の水泳授業だったのか、泳げない人特訓コースみたいな特別な行事だったのか覚えてません。 (幼稚園には間違いなくプールあったが、小学校プールの記憶なく)川泳ぎが一度きりという記憶と、川は深くて水が冷たくて怖かったという記憶だけが、坂越小学校の水泳の思い出だったりします(転居先の小学校の夏休み特訓コースで泳げるようになりましたけど)。

船岡公園 展望広場

神社階段手前を左に登っていくと展望広場。
花見の場所としても有名なようです。 子供会で一度花見に来たことがあるはずなのですが、その時の記憶はうっそうとした中を、落雷で裂けた木があるコーナを曲がって登った記憶があるんですが、ずいぶん様子が違います。 神社の境内から別の道を通った記憶なのかな?

妙見寺:観音堂

こころ旅の中で、火野さんが、お手紙を読んだのが下左図中央の観音堂です。右図は、少し上の奥の院。
本堂観音堂までなら、(落ち葉や枯れ枝が落ちてますが)舗装しっかりしていると思いますので、ロードでも登ることは可能です。奥の院や山頂は途中舗装が怪しい部分、土砂や枯葉等堆積物が滑りそうな感じがする等、MTB以外はお勧めしません。徒歩で登る方いらっしゃいますし、お地蔵さん仏像さん巡回コースの道案内がいっぱいあるので、散策するのも良いかもしれません(巡回コースはMTBでも無理だと思います)。また、道の端に、木の名前(種類名)を書いたプレートがところどころあります。自然にふれるのに、プレートを探しながら登るのもいいかもしれません(山のどのあたりにどんな木が生えているという案内図がどこかにあった気がします)。 ときどき、植樹して、添え木と保護の網掛した若木を見る事ができます。 やはり手をいれて里山を守るのは重要なことだと思います。

茶臼山城跡

千種川に沿った南向き(左図)と、坂越湾東向き(右図)に見晴らしの良い茶臼山城跡地(広場があるだけ)です。
左写真で橋が見えますが、これが、坂越駅から直進して渡った坂越橋です。逆にいうと坂越橋あたりから左手方向に見えていた山頂に今立っているわけです。

2017.4.22に登った時、妙見寺先の曲がり角あたりに車通行禁止の立て札たありました。TV塔(無線?)があるので工事車両通るのが普通のはずですが、車は避けるほうが無難かな?(妙見寺の裏口あたりで舗装修復工事していたので一時的な通行止めかもしれません)

ちなみに、下左の左端の下り分岐点から、完全オフロードで宝珠山(右図)に行くことができます。写真で示すように、木々が茂っているので見晴らしがよいわけではありません。生島が見えています。
残念ながら途中階段状になっていて、齢のせいか自転車担いでいく元気ありませんでしたので、今回歩いて山頂までですが、さらに行くと、急な下り怖いのでブレーキを掛けながら自転車押して下るような道筋があります(相生方面に峰伝いに行くルート以外に、2007年くらい登った時には、妙見寺やや上あたりに降りる道がありました)。

海の駅 しおさい市場

冬は(Rの付く月かな?)、焼牡蠣食べ放題(時間制限)があって、予約できない(要並んで順番待ち)ので、長い行列ができたりします。 親戚が会社関係の接待(?懇親会)で朝早くから席取りに並んだことがあったようです。
中心設備の炉端風焼牡蠣専用コーナ以外に、海鮮中心の普通の食堂風(たぶんこころ旅の中で食事をした所という気がする)コーナや、魚屋さん、お土産物屋さん。 外のバーべーキュー食堂もあります。
堤防をくぐってすぐ右側は、海産物の直売所で、敷地内魚屋さんを含め、牡蠣の地方発送等もあります。お持ち帰りでポリバケツに入れてくれる店舗があったかな。

何年か前、沖のいけすのいるかの見学コース(船出)とかあって、見に行きたい気がしてましたが、いるかさんに御不幸があったようです。合掌。


わかりにくいけど、左工場入口の先の、堤防出入り口を海側に出たところ。

ちなみに、堤防の海側に駐車場ありますが、季節には中に入りきれないので、あっちこっちの駐車場から歩くことになります。運が良ければ写真突き当り左ですが、運が悪いと、みちなりに1kくらい先だったりするかも。 牡蠣の地方発送を頼まれて車で行って、遠くの駐車場しか空いてなくて、歩くの結構大変でした。 ここの手前:昔ニチボーの工場だった時、社宅のあった奥向かう道の入り口にあたる広場は、不法駐車が迷惑だという看板がたっていたりするので、ちょっと車止めるというのはやめてくださいね。  写真の左手第二駐車場の向かいの道を曲がった右あたりに数台止まっているのをよく見ますが、まあ邪魔にならんという意見は解らんでもないが、どうなんでしょうね。

旧坂越橋

帰りは車の通らない旧坂越橋を通ります。下図は往路で最初のポイントとして紹介した木戸門跡を、峠側から見たものです。ガス屋さんにそって、右の細い道に進みます。
突き当りを道なりに右に登ると、旧坂越橋が目の前。勢いあまって国道に飛び出し注意です。 バイパスできたので、交通量すくなくなりましたので、押し釦信号は、赤点滅のまま交通が途切れるのを見て渡ってもいいかな。ちなみに、橋の上流方向手前に土手に降りる道があります。川岸の車の心配ない一応道が、河川敷、河口まで続いています。忘れたころ土手に上がり口が時々現れるので、お好きなところで一般道路に戻れます(赤矢印)。思い出したようなロードだと走る気しない道だったと思いますが、ままちゃり等土手の上の道走るより安全でいいかな?(初代自転車での経験なので、10年前の思い出ですが途中の橋の上から見る限り健在かな?)

残念なのは、橋を渡った右岸。昔は、押し釦信号の横断歩道があったのですが、国道250号のバイパス(上下線で4車線)がこっち岸になり、中央分離帯まであるので、自転車で渡ることができません(目の前の土手を下りたい中学生君も困るかな。昔は信号渡って、土手を下りると、校門でした)。 ルートは、新しい坂越大橋まで上流に行って、信号を渡るコースにしました。 今工事中なので、本当に使いたい道がどこになるのが、未定です。

>道路行政担当殿 学生の通学路をわざわざ不便にするのはおかしいと思うぞ。車ではすぐでも、あるくと遠い(横着した学生が事故に合ったらどうする)。

この橋のびっくりな思い出。ロードバイクが歩道で最速(=追いつかれるわけがない)だと大きな顔をして走ってました(当然前後に誰もいないと思っていた場合)。 ロードに追いつくものいないと思っていたのに、何か気配を感じて後ろを振り返ると、バイクが...レジャータイプじゃなく業務用の丈夫そうなやつ。 おいおい歩道を走るのまずいだろう(と、自転車が走っていいのか?という話を置いといて、文句言ってみたい)。


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